シトリン 

  
7時過ぎに目覚めてしまい、一限には遅刻確実。
ニ限に出る事も考えましたが、午後のんびりしたいので遅刻だけども一限に出る事に。寝起き10分で出発(女子大生らしからぬ。
何時もより遅い電車の為、満員電車極まりない。
ぎゅーぎゅーと朝っぱらからおしくらまんじゅうをしていると、とても私の苦手な場面に遭遇致しました。
中年の女性、俗に言うおばさんの変なアピールです。
私はおばさんの横に居たのですが、何時もの様に防波堤がごとくおばさんに寄り掛からない様に努力していました。
なのにおばさん『 あー、いたーい 』…むっかー!!
それも小さい声で棒読みで言うなと。支えるのを止めてやろうかと思いながらも、大人げ無いぞと自分に言い聞かせ我慢。
   
満員電車ではアホな人にも遭遇致しますね。
何時もMDを聴いているので会話はあんま聞こえないんですが、大きな声を出されると聞こえるのですよ。
耳元で中学生の男の子2人がアホな会話を始めたので、「うっさい!アホ!それでかっこつけてるつもりか!?」の心の中でワナワナしておりました。
すると、1人の手が私の胸に置かれる状態に。
別に睨むとか小突くとかをした訳じゃないのに、その子は気まずそうに弱々しく体を逃がしていました。
…軽く殺気立ったのがばれたんでしょうか?
 
 
満員電車を切り抜け、大学までの鬼の様に続く坂道を自転車で登りきり、階段をせっせか上って教室へ。
 
で、扉を開けたら誰も居ませんでした。
 
!…ま、またか…また休講なのか……。
扉を開けた状態で愕然。暗いし声もしないし、まさかとは思ったけどさ。
頑張って登校した日に限って休講て。最履修で周りに友達居ないから、誰も連絡してくんないんだもん。
早めに帰れて良かったじゃないかと自分に言い聞かせながら、帰り道も一時間以上電車は立ちっぱ。扉の側に立って日の光をここぞとばかりに浴びてきました。
心の中で「ビタミンD!」と涙ながらに叫びつつ。